どらネコ道場~お気楽格闘道~

「継続は力なり」「細く長く」を胸に空手を続けるオヤジの日常を綴ります。

奥襟対策(ふたたび)

〈柔道稽古メニュー〉

1.体操

2.受身・補強運動
各種回転運動、エビ、逆エビ、脇絞り、足払etc.

3.技練

【奥襟対策】
A.横へずれながら自分の組み手になる(合四つ、互いに右)
①相手が右手で奥襟を取りにくる
②右方向へ少し(1足分程度)ずれながら、左手で相手の右袖を上から被せるように掴み、下へ落として引き崩す
③相手が崩れているうちに釣手を取る

B.クロスグリップから自分の組み手になる(合四つ、互いに右)
①相手が右手で奥襟を取りにくる
②右方向へ少し(1足分程度)ずれながら、右手で相手の右袖を掴んで引き落とす
③引き落とした右袖を直ちに左手に持ち替え、右手で釣手を取る

C.奥襟を持ち返して相手を崩す(合四つ、互いに右)
①互いに右組み手で相手に奥襟を取られてしまっている状態
②掴んでいる引き手を相手の右脇下へ持ち替え、絞るように下へ落とし、相手の釣手を封じる
③釣手を奥襟に持ち替え、右脇を締め、引き付けながら右足を左後方へ回すように退げ、相手の体勢を崩す(支釣込足、小外等に繋げる)

D.釣手を捻りながら奥襟を切る(ケンカ四つ、相手左、自分右)
①互いに釣手を取った状態で相手に奥襟を掴まれている状態(お互いに引き手は取っていない)
②右手を相手の左脇下に当て、右方向(相手の外側)へ動きながら腕を捻りながらパンチをするように突き、奥襟を切る
※場合によっては合四つでも有効

4.体操



1ヶ月ぶりくらいに帰省しての柔道!!日曜の稽古なので指導員K氏の指導の下、敢えて乱取を行わず技練習。
前回参加したときと同様、奥襟対策であったが時間を取って更に細かい説明を加えながらの指導。
組み手は学生時代、ほとんど乱取の中で感覚で覚えていったものだが、最近ではK氏が更に細かく分解して反復練習出来るように考えてきているようだ。
分解して教わってみると一つひとつの動きや立ち位置、掴む位置等に意味があり(当然だが)、またその場のシチュエーションによって無限に展開出来るものなのだと分かる。

...ただ、試合の中のほんの一部、時間にして2、3秒のファーストコンタクトの出来事であるので、中学生には伝わりにくい部分、物足りなさもあるのか、技を掛けるところまで行い、更に相手が返し...乱取のようになってしまう場面も!!
...その度にK氏が「まずは言われたところまでやれっ!!」「後の事はまた時間を取って説明するから、初っぱなの奥襟取られてイキナリ投げられない事を考えろっ!!」と檄を飛ばす場面も...。
端から見ているとまるでコント(失礼)なのだが、3回目、4回目ともなると「いい加減にしろっ!!」とK氏も頭を抱える...学校だけでなく、柔道界においてもパワハラ撲滅に向けて進んでいるところなので柔道指導者も大変だな。

子供の頃から悩まされた奥襟対策。今回の稽古をヒントに細かく色々な方法を考えて試していこう。

ありがとうございました。