どらネコ道場~お気楽格闘道~

「継続は力なり」「細く長く」を胸に空手を続けるオヤジの日常を綴ります。

必殺剣~(ムスメ)返し~

先日行われた長女(中3)の部活(剣道)の他校との練習試合の様子をヨメが話してくれたのだが、「得意の“面返し胴”が警戒されて防がれてしまう」と頭を抱えていた。

おいおい、親が悩んでどうする...前々から「オレらは“素人”なのだから、顧問や外部コーチで来ている先生に100%お任せにしとけばいいだろ!!」と言ってはいたのだが、試合や当番や送り迎えのついでに練習を見るとつい言ってしまいたくなるのだそうだ。

得意技、今までよく極っていた技が掛からなくなる...剣道に限らず、あらゆる武道、格闘技、スポーツによくあることだと思う。
得意技が警戒されて防がれてしまう...むしろ歓迎すべき事態ではないか?...
“面返し胴”がどのような技なのか分からないが(YouTubeで見たけど速くて分からなかった)、空手で言えば、上段廻し蹴りが得意であったのが警戒されてブロックされてしまう、スウェーで避けられてしまう...等のような事だろう。

こうした事態に陥ったら、おおよそ、考えるのは大きく二つ、以下のような事だと思う。

①別の技を練習する
例えば空手の場合の上段廻し蹴りであれば、これを警戒させておいて、下段蹴りや突きを極める。あるいは膝を上げる動作までは同じ、「掛け蹴り(裏廻し蹴り)」を練習する。
上段⇔下段、右⇔左、直突き(直線)⇔鉤突き(曲線)...等々、「逆技」ならなおのこと良いと思う。

②得意技を再度見直す
防がれてしまうということは、必ず原因があると考えていいと思う。「スピードが遅い」「無駄な動きが入ってる」「フォームが悪い」...等々、その技にさらに伸び代があると考えて磨きを掛けていく。

2種類以上の技を使う場合、構えを同じにしておいて、どちらが来るか分からない状態にする...これは①②どちらにも当てはまるかな。

試合まで時間が無い、ましてや中体連最後の試合ともなれば、「得意技と共に心中する」というのもアリだと思う...得意技を徹底的に煮詰めるという点では②かな。...技が強力で警戒されるなどと言う経験の無い私にとっては、何だか“憧れる”境地ではある。

我が娘ながら、何か久し振りにいい話を聞いた気がする!!

泣いても笑っても7月が最後!!良い話が聞けるのを期待しよう。頑張れっ!!

「己の得意とする技を絶対の必殺技へ昇華させる...」...何かの漫画であったっけ。

「(ムスメ)返し」「(ムスメ)の面返し胴」...なんて付いたらカッコいいだろうなぁ😃